ブルーハーツ、『青空 』の歌詞 に込められた意味を問う。

2020年9月29日

1989年にリリースされたザ・ブルーハーツの屈指の名曲『青空』。

『青空』は後に、「miwa」、「竹原ピストル」、「菅田将暉」「WANIMA」など

数多くのアーティストにカバーされています。

ブルーハーツのギターリスト真島昌利によって送り出された名曲『青空 』の歌詞 には

やさしさ、切なさ、怒り、苦しみを含めた、聞き手の心に突き刺さるパワーがあります。

ブルーハーツのヴォーカル、「甲本ヒロト」は彼等の楽曲の歌詞の解釈に対して
『受け取った人が自由に解釈してくれればいい』と言っている様に

やり切れない感情を抑えきれず『青空』を聞いたとき、

あなたは『青空』からどんなメッセージを受け取るのでしょうか。


ブルーハーツ『青空 』の歌詞の背景。

ブルーハーツの名曲『青空』の背景には「アパルトヘイト政策」という事実があります。

「アパルトヘイト」とは1950年代から1980年代にかけて南アフリカで行われた人種差別の政策のこと。

白人、有色人種、インド系、黒人、いわゆる「肌の色」で人種を分け、法律によって厳しい差別が行われていました。

当時、真島昌利の目に映った「アパルトヘイト」が『青空』の背景になった事は間違いないでしょう。

そして「アパルトヘイト」を問題視する以前の15世紀から始まったアメリカでの人種差別に例えた歌だと思われます。

この背景を知る事で『青空』の歌詞の意味は無限に想像できますよね。


ブルーハーツ『青空 』の歌詞に込められた意味とは?

『ブラウン管の向こう側 カッコつけた騎兵隊が インディアンを撃ち倒した
ピカピカに光った銃で できれば僕のゆううつを 撃ち倒してくれればよかったのに』

アメリカはその昔、先住民(インディアン)の国でした。
インディアンは移民(白人)を受入れ後のアメリカの礎を築きましたが、白人達は先住民に銃口を向けました。
その実情を当時のテレビ(ブラウン管)を見た真島昌利は目に映った「人種差別」に苛立っていたのでしょう。

『神様にワイロを贈り 天国へのパスポートをねだるなんて 本気なのか?・・・』
それぞれがそれぞれの「神様」を信仰するアメリカ。
自分の信じる「神様」に寄付、貢物をする事によって幸せになれるという、
人種差別の現実から逃避したい一心の締め付けられるような願望。
あるいは苦しみから逃れるために神様の側に行く選択をしたのでしょうか。

『誠実さのかけらもなく 笑っているやつがいるよ 隠しているその手を見せてみろよ』
白人の黒人に対する迫害、暴力はとどまる事がありませんでした。
そんな人種差別を受け続ける黒人達はきっとこう思ったのではないでしょうか・・・

「本当は、お前だって俺を殴る意味なんてわかってないんだろ」と。

『生まれたところや皮膚や目の色で いったいこの僕の何がわかると言うのだろう?

この歌詞の意味は、黒人が、黒人であると言う理由だけで受け続けてきた「人種差別」の惨さを感じれば容易に想像できますよね。

『運転手さんそのバスに 僕も乗っけてくれないか・・・』

1955年12月1日アラバマ州モンゴメリーのバスの車内で白人優先席に座っていた黒人ローザ・パークスが

運転手から後から乗車した白人のために席を空けるように指示されたものの、従わなかった為逮捕された事件を指していると思われます。

『こんなはずじゃなかっただろ? 歴史が僕を問い詰める まぶしいほど青い空の真下で』
誰も生まれたくて黒人に生まれたんじゃない、肌の色のせいで歴史に暗い影を落とす世界なんて誰が望んだの?

人種なんて関係ないよ。みんなこの世界の同じ「青空」の下に住む、同じ人間なんだから・・・


ブルーハーツ、『青空 』の歌詞 に込められた意味を問う。まとめ

この記事の解釈は私自身の解釈であって、真島昌利の意とは違うかもしれません。

でも「青空」がリリースされた31年後の今日も若い世代に歌い継がれていると言う事は

きっとあの時、真島昌利が心に描いた同じ「青空」の下に今も共感する若い世代が立っているという事でしょう。

あなたは今、「青空」の下でどんな意味を問いましたか?

関連記事
甲本ヒロトが野沢直子とフライデー報道された理由。名曲「ラブレター」誕生秘話。
甲本ヒロトの現在、そして嫁(ゆみ)の存在。ヒロトの私生活を支える人物とは?
甲本ヒロトは兄、実の弟は俳優『甲本雅裕』。仲良し甲本兄弟のエピソードとは?